話題
ジョンス・ホプキンスから
佐川 喜一
1
Kiichi Sagawa
1
1ジョンス・ホプキンス大学医学部バイオメディカルエンジニアリング教室
pp.159-161
発行日 1978年4月15日
Published Date 1978/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425903249
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ジョンス・ホプキンス大学は一昨年創立百周年を迎えた。創立当初からのモットーは「small but excellent」。大きくすればするほど内容も充実するだろうという観念が支配的だった最近のアメリカにあって,こういう叛逆者的な信条を維持することは必ずしも容易ではなかったろうと思われる。多彩な記念行事が催されたが,中でも感心したのは,各教室単位で記念シンポジウムを開き,世界中から講演者を集めて,各領域の研究の過去,現在,未来の展望をはかったことである。全学でおそらく100に近いシンポジアが年間を通じて開かれたと思う。私のいる,BME教室ではつぎのようなシンポジウムを2日間にわたって開いた。
Ⅰ.BMEの工学への貢献:E. Baer,C. E. Molnar,W. A. Rosenblith,J. A. Truxal
Ⅱ.BMEの基礎医学,生物学への貢献:A. C. Guyton,O. H. Schmitt,W. M. Siebert,F. E. Yates
Ⅲ.BMEの臨床医学および医療への貢献:N. G. Anderson,E. E. Baken,W. J. Kolf,R. F. Rushmer
Ⅳ.BMEの健康管理,医療供給システムへの貢献:G. O. Barnet,M. F,Collen,M. D. Schwartz
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