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特集 異種移植の現状と展望
異種移植研究の現況とコロンビア大学ジョンズホプキンス大学・山田グループの取り組み
Progress of xenotransplantation research in Yamada Group at Columbia University/Johns Hopkins University
久留 裕
1
,
竹内 和博
1
,
山田 和彦
1
Yu HISADOME
1
,
Kazuhiro TAKEUCHI
1
,
Kazuhiko YAMADA
1
1Department of Surgery, Johns Hopkins University
1Department of Surgery, Johns Hopkins University
キーワード:
異種移植
,
自然抗体
,
免疫寛容
,
胸腺移植
,
骨髄移植
Keyword:
異種移植
,
自然抗体
,
免疫寛容
,
胸腺移植
,
骨髄移植
pp.259-262
発行日 2022年10月22日
Published Date 2022/10/22
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28304259
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異種移植は,移植医療において待機患者数に比べて提供臓器数が少ない臓器不足1)の問題を解決する有効な戦略のひとつである.安定した供給やドナー遺伝子改変の容易さの面から,実現可能なドナー候補としてブタが最適と考えられており2),複数の施設でブタ-霊長類間の異種移植研究が進められてきた.いかにブタ-ヒト間の異種免疫バリアの影響を最小化し,移植臓器の長期生着,臨床応用に結びつけることができるかが本分野における大きな課題である.本稿では近年のトピックと,当グループにおける臨床応用に向けての取り組み,研究成果について報告する.
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