海外だより Indiana便り
Indiana大学医学部薬理学教室
竹屋 範英
1
1熊本大薬理学教室
pp.258-260
発行日 1965年10月15日
Published Date 1965/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425902650
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近頃は海外留学の経験者も多く,米国の大学あるいは研究所の様子,また,留学生活の状況などもよく知られている。今年4月にAtlantic Cityで開催されたFederation of American Societies for ExperimentalBiologyに出席した時には,留学中の親しい友人数十名にも出会つた。それでも,場所によりあまり知られておらぬ所もあり,また,生活状況も州によりかなり異なるようである。
当IndianaはMidwestと呼ばれる地区に属し,北は一部Michigan湖に面し,西はIllinois,東はOhio,南はKentuckyに接するほぼ長方形の州である。Nicknameは"Hoosier"で、開拓時代他所者がいくと,銃を向けられ,Who is there?と誰何されたので,この名が生まれたとのことである。Kentuckyとの境界はOhio riverにより構成され,これはかつての北と南との境界でもあつた。そのため,当地は比較的保守的ではあるが,人種差別などは表向きには殆んどなく,外国人にとつても,先ずは暮し良い所といえる。
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