研究室から
私たちの研究室から—千葉大学医学部薬理学教室
小林 龍男
pp.319-320
発行日 1956年6月15日
Published Date 1956/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905898
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お茶の水から千葉までは国電で55分,バスに乗つてかなり急な坂をのぼりつめるとそこに私たちの医学部が展開している。
古風な木造の基礎教室と近代的な病院の建物とが2つの丘に対照的に立つていて,その間は両側の谷間に野球場とテニスコートのある連絡道路で結ばれている。松の緑に囲まれて都会の騒音からは全く離れたこのあたりの風景は野のまろさ天のまろさに冬霞むさとし麦の芽に佇ち麦の芽の丘つづく重太郎と教室の俳人たちが表現しているほどにほのぼのとしたものである。
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