特集 第13回日本生理科学連合シンポジウム
巻頭言 第13回日本生理科学連合シンポジウムの意義について
内山 孝一
1
1日本大学医学部生理学
pp.101
発行日 1964年6月15日
Published Date 1964/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425902573
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日本生理科学研究連絡委員会(JUPS)は日本学術会議の中に設けられ,加盟学会は生理学・薬理学・生化学・衛生学・内分泌学・ビタミン学・動物学・植物学・農芸化学および体力医学の10学会である。初代の委員長は久野寧博士で,現在は慶大の加藤元一博士である。JUPSは国際生理科学連合(IUPS)に加盟しており,1964年9月1日〜9日,東京で開催されることに決定している第23回国際生理科学会議(XXⅢ International Congress of Physiological Sciences,ICPS)を実際に動かしている母胎である。現在,学術会議に設けられている組織委員会は主としてJUPSによつて構成されている。
第13回の学術講演会は1963年11月10日(日),駿河台日本大学病院の新装成つた講堂で開かれ,シンポジウムの一つは,放射線生物学の基礎問題,シンポジウムの他の一つは,細胞の微細構造とその機能という題をえらんだ。ここには第二のシンポジウムの特集をすることになつたとのことで,その意義について幹事役をした私から述べるようにとの依頼を受けた。幹事は私の同僚,森信胤教授(日大医学部生理学)と栖原六郎教授(日大歯学部生理学)の3名であつた。
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