特集 急性期入院はDPC適用になるのか
巻頭言
猪口 雄二
pp.637
発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102028
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
2002 年診療報酬改定で決定した特定機能病院へのDPC(Diagnosis Procedure Combination)適用は,2003 年7 月から本格的に稼働し始めた.そして2004 年診療報酬改定において最後に議論されたのがDPC の拡大である.結論としては十分な検証を行うことを前提に拡大方向となった.その結果を受けて,2004 年4 月から7 月にかけて新たに62 病院に拡大されることとなった.対象は昨年7 月から10 月のDPC 調査に協力した92 医療機関のうちの62 病院である.
一方,中医協(中央社会保険医療協議会)の下に設置された診療報酬専門組織にはDPC 分科会が設けられ,検証を行っていくことになる.また,コストに関することもDPC 分科会やコスト分科会で議論されることになるであろう.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.