Japanese
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特集 加齢の克服―21世紀の課題
第2部 総説
Ⅲ.高齢化社会
百寿者の多面的検討
A multidisciplinary approach to Japanese centenarians
新井 康通
1
,
権藤 恭之
1
,
西川 佳之子
1
,
広瀬 信義
1
Yasumichi Arai
1
,
Hiroyuki Gondo
1
,
Kanoko Nishikawa
1
,
Nobuyoshi Hirose
1
1慶応義塾大学医学部老年内科
pp.509-514
発行日 2002年10月15日
Published Date 2002/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425902443
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わが国を含む発展国では高齢者,特に超高齢者の人口は急速に増加している。かつてに比べ元気で活力のある高齢者が増えたことも事実であるが,虚弱で介護を必要とする高齢者数も増加しており,社会の少子化傾向も併せ,将来に向けては高齢者医療費をはじめとした社会保障費の増大,介護力の低下などが大きな問題となりつつある。こうした中,いかに健康で自立した高齢期をすごすかということが個人にとっても社会にとっても非常に重要なテーマとなってきており,わが国でも健康な長寿の達成に関連する因子の特定を目指した高齢者の疫学研究がさかんになりつつある。
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