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特集 マトリックス生物学の最前線
膜結合型メタロプロテアーゼとマトリックス代謝
Membrane type metalloproteinases and matrix metabolism
上野 浩久
1
,
岡田 保典
1
Hirohisa Ueno
1
,
Yasunori Okada
1
1金沢大学がん研究所分子免疫部
pp.301-306
発行日 1997年8月15日
Published Date 1997/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425901208
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近年,分子生物学的アプローチの発達によって,様々な生理活性をもつ新規膜タンパク分子がクローニングされている。それらのうちでも,細胞膜貫通ドメインを有するいくつかのプロテアーゼ(ectoenzyme)の構造が決定され,生理的および病的状態における細胞膜表面での代謝が明らかになりつつある。ここでは,膜結合型メタロプロテアーゼについて概説するとともに,細胞外マトリックス(ECM)分解に重要な役割を果たす膜型マトリックスメタロプロテアーゼについての最近の知見を詳しく紹介する。
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