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あとがき
岡田 随象
pp.384
発行日 2024年8月15日
Published Date 2024/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201890
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今回は渡辺 亮先生をゲストエディターにお招きし,シングルセルオミクス研究の特集を企画していただきました。実験解析技術,情報解析技術,疾患応用研究まで,1細胞解像度で得られる最先端の知見を幅広くかつ奥深く捉えた特集になったと感じています。
渡辺先生が巻頭で述べられたように,鳴り物入りで登場したシングルセル解析技術も,ふと気付くと「幅広く普及した解析技術」としての地位を獲得しつつあります。シングルセル解析に興味を感じているものの,どのようなスタディデザインで取り組めばよいか悩んでいる方,出版された論文を読むだけではわからない現場の感覚を知りたい方,ありふれた手法ではなく自分ならではの独自解析手法の開発を目指したい方,様々な立ち位置に様々な悩みがあるのではと思います。本特集が,読者の皆様の多様なニーズに少しでも答えることができたら幸いです。
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