増大特集 代謝
Ⅱ.代謝と神経
PI(4,5)P2代謝と神経変性の分子基盤
新田 陽平
1
,
小坂 二郎
1
,
杉江 淳
1
Nitta Yohei
1
,
Osaka Jiro
1
,
Sugie Atsushi
1
1新潟大学脳研究所
キーワード:
PI(4,5)P2
,
神経変性
,
パーキンソン病
,
アルツハイマー病
,
脂質代謝
Keyword:
PI(4,5)P2
,
神経変性
,
パーキンソン病
,
アルツハイマー病
,
脂質代謝
pp.422-423
発行日 2023年10月15日
Published Date 2023/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201734
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ホスファチジルイノシトール4,5-ビスリン酸[PI(4,5)P2]は生体膜を構成するリン脂質の一種であり,細胞膜に局在して多種多様な機能を発揮する。また,PI(4,5)P2は分解されて二次メッセンジャーとしても機能する。本稿では,PI(4,5)P2の機能を紹介し,その代謝がいかに調節されているか,そしてその調節異常が引き起こす神経変性の分子基盤を述べる。
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