増大特集 脳とからだ
Ⅳ.内分泌系と脳の相互作用
ペプチドによる摂食・エネルギー代謝調節研究の新たな展開
中里 雅光
1,2
Nakazato Masamitsu
1,2
1宮崎大学フロンティア科学総合研究センター
2大阪大学蛋白質研究所
キーワード:
LEAP2
,
ニューロメジンU
,
NERP
,
デュアルペプチド
,
GPCR
Keyword:
LEAP2
,
ニューロメジンU
,
NERP
,
デュアルペプチド
,
GPCR
pp.481-484
発行日 2021年10月15日
Published Date 2021/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201421
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ペプチドは内分泌,神経,免疫による生体制御をつかさどる物質である。新規のペプチドの発見は今まで未知であった生体制御系の解明に直結すると共に,病態の理解や新たな創薬にもつながる。近年の研究技術の進歩は,ペプチドの発見や既知のペプチドの新たな役割の解明をもたらしてきた。ペプチド研究は,糖尿病や脂質異常症,肥満症などの病態理解や治療薬開発に大きく貢献している。
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