増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち
Ⅴ.生理学・薬理学・生物物理学
松尾壽之(1928-)—生理活性ペプチドの研究
中里 雅光
1
Nakazato Masamitsu
1
1宮崎大学神経呼吸内分泌代謝内科学教室
キーワード:
ペプチドC末端トリチウム標識法
,
視床下部ホルモン
,
生理活性ペプチド
,
ナトリウム利尿ペプチド
,
トランスレーショナルリサーチ
Keyword:
ペプチドC末端トリチウム標識法
,
視床下部ホルモン
,
生理活性ペプチド
,
ナトリウム利尿ペプチド
,
トランスレーショナルリサーチ
pp.448-449
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201061
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松尾壽之先生は,生体内の情報伝達にかかわる超微量ペプチドの独創的な分析法を開発され,脳神経系や心臓などから重要な生理機能を持つペプチドを次々と発見され,生命現象のからくりを解く新しい研究領域を切り開かれた。これらの成果は,前立腺がん治療ならびに心不全治療薬や診断薬として,広く実用化されている。有機化学技術を基盤として,物質の発見から臨床応用まで展開された偉業は,生命科学の進歩に大きく貢献している。
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