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あとがき
栗原 裕基
pp.188
発行日 2021年4月15日
Published Date 2021/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201343
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今回は須田年生先生をゲストエディターにお招きし,幹細胞の特集を企画していただきました。須田先生は長年にわたってわが国の幹細胞学・血液学を牽引してこられた先生で,昨年米国血液学会で最も栄誉あるE. Donnall Thomas Prizeを日本人として初めて受賞されました。先生がなぜ幹細胞に魅せられ,40年以上の間一貫して取り組んでこられたのか,その面白さ,奥深さがこの特集から伝わってくるように思います。
「組織幹細胞は,組織を長期にわたって維持するという能力を有するものの,その使われ方は,各組織によって違うようです。細胞回転の速い組織に限っても,造血幹細胞,腸管幹細胞,表皮幹細胞,精子幹細胞で,それぞれ異なります。この特集を通読し,その違いについて,考察するのもおもしろいと思われます。ゆえに,各研究者にメールアドレスを併記していただきました。」〜須田先生より
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