Japanese
English
増大特集 難病研究の進歩
Ⅱ.消化器
自己免疫性肝炎
Autoimmune hepatitis
大平 弘正
1
,
阿部 和道
1
,
高橋 敦史
1
Ohira Hiromasa
1
,
Abe Kazumichi
1
,
Takahashi Atsushi
1
1福島県立医科大学医学部消化器内科学講座
キーワード:
動物モデル
,
濾胞性ヘルパーT細胞
,
Tfh
,
腸内細菌
,
アザチオプリン
,
ミコフェノール酸モフェチル
Keyword:
動物モデル
,
濾胞性ヘルパーT細胞
,
Tfh
,
腸内細菌
,
アザチオプリン
,
ミコフェノール酸モフェチル
pp.432-433
発行日 2020年10月15日
Published Date 2020/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201224
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自己免疫性肝炎(AIH)では,遺伝的素因に発症トリガーとなる環境因子,肝細胞に対する自己反応性T細胞の活性化,制御性T細胞,Th17細胞,サイトカイン・ケモカインを含む免疫異常が病態形成に重要である。最近では腸内細菌の関与も示唆されている。治療においては,アザチオプリンが保険適用となったが,海外ではセカンドラインとしてミコフェノール酸モフェチルが用いられている。AIHにおける新たな治療薬の開発も待たれるところである。
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