Japanese
English
増大特集 難病研究の進歩
Ⅰ.神経・筋
多発性硬化症・視神経脊髄炎
Multiple sclerosis・Neuromyelitis optica
関口 耕史
1
,
久冨木原 健二
1
,
中原 仁
1
Sekiguchi Koji
1
,
Kufukihara Kenji
1
,
Nakahara Jin
1
1慶應義塾大学医学部神経内科
キーワード:
オファツムマブ
,
シポニモド
,
エクリズマブ
,
イネビリズマブ
,
サトラリズマブ
Keyword:
オファツムマブ
,
シポニモド
,
エクリズマブ
,
イネビリズマブ
,
サトラリズマブ
pp.400-401
発行日 2020年10月15日
Published Date 2020/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201208
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多発性硬化症(MS)は,時間的・空間的多発性を特徴とする原因不明の中枢神経系炎症性脱髄疾患である。MSと診断された患者のなかに,特に視神経と脊髄に再発を繰り返す群があり,かつて“視神経脊髄型MS”と呼称されていたが,2004年に特異的自己抗体として抗Aquaporin-4(AQP4)抗体が発見されて以来,視神経脊髄炎関連疾患(NMOSD)としてMSとは区別されるようになった。本稿では,MSとNMOSDの疾患概念と最新の治療法に関して概説する。
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