増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち
Ⅰ.解剖学・発生学・細胞生物学
石川春律(1935-2008)—日本の細胞生物学の父
月田 早智子
1,2
,
臼倉 治郎
3
Tsukita Sachiko
1,2
,
Usukura Jiro
3
1帝京大学戦略的イノベーション研究センター
2大阪大学生命機能研究科
3名古屋大学未来材料・システム研究所
キーワード:
アクチンフィラメント
,
中間径フィラメント
,
細胞膜
,
細胞骨格
,
細胞生物学
Keyword:
アクチンフィラメント
,
中間径フィラメント
,
細胞膜
,
細胞骨格
,
細胞生物学
pp.364-365
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201019
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石川春律先生は,電子顕微鏡を駆使した細胞生物学を推進した。細胞内中間径フィラメント(intermediate-sized filament)を発見し,命名した。HMM修飾による細胞内アクチンフィラメントの検出と方向性の決定法を開発した。細胞骨格・膜研究の積み重ねにより,日本の細胞生物学の父とも呼ばれている。九州大学医学部大学院修了後,ペンシルベニア大学博士研究員,東京大学医学部助教授,群馬大学教授を歴任された。解剖学辞典や図説など,石川先生の多くの著書で学んだ読者も多いのではないだろうか。
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