増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾
Ⅲ.細胞膜での分子修飾
膜局在
パルミトイル化
木原 章雄
1
Kihara Akio
1
1北海道大学大学院薬学研究院生化学研究室
キーワード:
パルミトイル化
,
S-アシル化
,
ZDHHCタンパク質
,
脂質修飾
Keyword:
パルミトイル化
,
S-アシル化
,
ZDHHCタンパク質
,
脂質修飾
pp.490-491
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200893
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タンパク質のシステイン残基のアシル化(S-アシル化)は,アシル基としてパルミトイル基がよくみられることから一般的にパルミトイル化と呼ばれる。パルミトイル化はタンパク質の疎水性を上昇させ,膜局在,脂質マイクロドメイン局在,安定性,活性などに影響を与える。パルミトイル化を触媒するプロテインS-アシルトランスフェラーゼ(PAT)としてヒトには23種類のZDHHC/DHHCタンパク質が存在する。
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