増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾
Ⅲ.細胞膜での分子修飾
膜局在
ミリストイル化
内海 俊彦
1
Utsumi Toshihiko
1
1山口大学大学院創成科学研究科ライフサイエンス系専攻
キーワード:
N-ミリストイル化
,
アシル化
,
膜局在化
,
細胞情報伝達
,
疾患
Keyword:
N-ミリストイル化
,
アシル化
,
膜局在化
,
細胞情報伝達
,
疾患
pp.488-489
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200892
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
ミリストイル化(N-ミリストイル化)は,真核生物およびウイルス由来のタンパク質のN末端グリシン残基のα-アミノ基に,炭素数14の飽和脂肪酸であるミリスチン酸がアミド結合により共有結合するタンパク質の脂質修飾である。主として細胞質タンパク質に生じ,細胞膜やオルガネラ膜との結合を介して,細胞情報伝達,タンパク質輸送,オルガネラ形成といった多様な細胞の機能を制御すると共に,アポトーシスやオートファジーの機構にも深く関与している。
Copyright © 2018, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.