増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾
Ⅱ.細胞質/オルガネラでの分子修飾
タンパク質機能・品質管理
SUMO化
斉藤 寿仁
1
Saitoh Hisato
1
1熊本大学先端科学研究部基礎科学部門生物科学分野
キーワード:
ユビキチン
,
品質管理
,
液体相分離
,
がん
,
神経変性疾患
Keyword:
ユビキチン
,
品質管理
,
液体相分離
,
がん
,
神経変性疾患
pp.458-459
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200877
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SUMOは,酵母からヒトまで広く真核生物に保存されている約100アミノ酸から成るユビキチン類似タンパク質で,基質となるタンパク質をSUMO化あるいはポリSUMO化して,①液体相分離によるドロップレット形成を誘導したり,②局在・安定性制御などの品質管理を行ったりする。高等動物にはSUMO-1/2/3/4の4つのサブファミリーが存在して,ヒト細胞内では1,000種以上のタンパク質が修飾を受けている。
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