Japanese
English
特集 核内イベントの時空間制御
Ⅵ.感染と核内構造ダイナミクス
インフルエンザウイルスと核内構造
Dynamic interplay between influenza virus and nuclear domains
黒木 崇央
1
,
川口 敦史
1
Kuroki Takahiro
1
,
Kawaguchi Atsushi
1
1筑波大学医学医療系感染生物学
キーワード:
RNAポリメラーゼ
,
RNP
,
インフルエンザウイルス
,
核内ドメイン
Keyword:
RNAポリメラーゼ
,
RNP
,
インフルエンザウイルス
,
核内ドメイン
pp.256-260
発行日 2017年6月15日
Published Date 2017/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200623
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ウイルスのゲノムは短く,コードされる遺伝情報もわずかである。そのため,ウイルスは宿主の生理機能を略取する必要があり,ウイルス粒子の宿主細胞への吸着から子孫粒子の放出まで,すべての段階で細胞由来の因子(宿主因子)を利用する。本稿では,細胞核の機能・構造をインフルエンザウイルスが略取する分子機構と,それによって引き起こされる細胞のストレス応答について紹介する。
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