Japanese
English
特集 核内イベントの時空間制御
Ⅵ.感染と核内構造ダイナミクス
ボルナウイルスと核内構造
The intranuclear structure formed by bornavirus infection
平井 悠哉
1
,
朝長 啓造
2
Hirai Yuya
1
,
Tomonaga Keizo
2
1大阪歯科大学生物学教室
2京都大学ウイルス・再生医科学研究所ウイルス感染研究部門RNAウイルス分野
キーワード:
ボルナ病ウイルス
,
RNP
,
クロマチン
Keyword:
ボルナ病ウイルス
,
RNP
,
クロマチン
pp.261-265
発行日 2017年6月15日
Published Date 2017/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200624
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ウイルスは宿主細胞を利用して自身の増殖を行う感染性の粒子であり,感染細胞においてゲノムの複製を行う際には,しばしばそのウイルスに特異的な細胞内構造体を形成する。ボルナウイルスは宿主細胞の核で転写・複製を行うRNAウイルスの一種であり,核内に特異的な構造体を形成する。本稿では,ボルナウイルスが核内に形成する構造体の構造の詳細,および宿主因子との相互作用を概説する。
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