増大特集 病態バイオマーカーの“いま”
Ⅴ.がん
新しく臨床導入された中皮腫血液診断バイオマーカー:可溶性メソテリン関連ペプチド(SMRP)
福岡 和也
1
Fukuoka Kazuya
1
1近畿大学医学部附属病院臨床研究センター
キーワード:
中皮腫
,
悪性胸膜中皮腫
,
メソテリン
,
可溶性メソテリン関連ペプチド
,
SMRP
Keyword:
中皮腫
,
悪性胸膜中皮腫
,
メソテリン
,
可溶性メソテリン関連ペプチド
,
SMRP
pp.464-465
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200519
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
難治性悪性腫瘍である中皮腫の早期診断には,血液や体腔液診断に有用なバイオマーカーの開発が必要不可欠である。現在,可溶性メソテリン関連ペプチド(SMRP)は,最も信頼性の高い中皮腫血液診断マーカーとして認識されている。わが国では,化学発光酵素免疫測定法による血清SMRP濃度測定キットが開発され,2014年,SMRPは中皮腫に対する新しい血液診断マーカーとして臨床導入された。
Copyright © 2016, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.