増大特集 病態バイオマーカーの“いま”
Ⅲ.代謝
AIMの多様な機能とバイオマーカーとしての可能性
新井 郷子
1
,
宮崎 徹
1
Arai Satoko
1
,
Miyazaki Toru
1
1東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センター分子病態医科学部門
キーワード:
AIM
,
肥満
,
肝疾患
,
急性腎障害
Keyword:
AIM
,
肥満
,
肝疾患
,
急性腎障害
pp.424-425
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200499
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AIMはマクロファージが産生する分泌型タンパク質である。分泌されたAIMは血中タンパク質として体内を循環するが,その濃度は個人差があり,それは遺伝的背景に加え,疾患や健康状態を含んだ様々なファクターによって決定すると考えられる。本稿では,筆者らがこれまでに計測した健常人と各種疾患患者の血中AIM濃度と,マウスを用いた機能解析から得られた知見から,血中AIM値と疾患の関連性,そしてAIMのバイオマーカーとしての可能性について論ずる。
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