急性腎障害(AKI)-概念の確認から、さらなる予後改善を目指して
《AKIの診断》検尿検査・バイオマーカー
上條 敦子[池森]
1
,
菅谷 健
,
松井 勝臣
,
横山 健
,
市川 大介
,
木村 健二郎
1聖マリアンナ医科大学 腎臓高血圧内科
キーワード:
生物学的マーカー
,
検尿
,
術後合併症
,
心臓血管外科
,
急性腎障害
,
造影剤
,
敗血症
,
Interleukin-18
,
Lipocalin-2
,
A型肝炎ウイルス受容体1
,
Fatty Acid-Binding Protein 1
Keyword:
Lipocalin-2
,
Hepatitis A Virus Cellular Receptor 1
,
Contrast Media
,
Postoperative Complications
,
Cardiovascular Surgical Procedures
,
Biomarkers
,
Urinalysis
,
Sepsis
,
Interleukin-18
,
Acute Kidney Injury
,
FABP1 Protein, Human
pp.391-395
発行日 2012年9月1日
Published Date 2012/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012335875
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●AKIの早期診断・早期介入は、その後の患者予後を左右するため、大変重要である。●従来のバイオマーカーでは検出力が不十分のため、採取が容易な尿バイオマーカーの探索が精力的に行われてきた。●2011年に保険収載された尿中L-FABPは、日本発のバイオマーカーとして注目されている。CKDのみならず、AKIの早期診断に大変有用である。●体外診断薬ではないが、研究試薬である尿NGAL、尿IL-18、尿KIM-1の有用性が報告されている。
©Nankodo Co., Ltd., 2012