増大特集 病態バイオマーカーの“いま”
Ⅱ.腎疾患
尿中細胞外小胞(エクソソーム)と腎疾患
園田 紘子
1
,
池田 正浩
1
Sonoda Hiroko
1
,
Ikeda Masahiro
1
1宮崎大学農学部獣医薬理学研究室
キーワード:
細胞外小胞
,
エクソソーム
,
腎疾患
,
尿
Keyword:
細胞外小胞
,
エクソソーム
,
腎疾患
,
尿
pp.406-407
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200490
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代表的な細胞外小胞のサブセットであるエクソソームは,①細胞間の情報伝達を担っている,②由来する細胞が明瞭である,③細胞機能タンパク質を選択的に含んでいる,④細胞の状態に依存して生成されるなどの特徴を持つ。これらの特徴から臨床応用が期待されるために,この10年間,エクソソームを中心とした細胞外小胞研究は,著しく進展している。腎臓病学分野においても,尿中の細胞外小胞中の物質を腎疾患バイオマーカーとして応用する試みが,世界的に精力的に研究されている。
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