増大特集 病態バイオマーカーの“いま”
Ⅰ.循環器疾患・血液疾患
分子標的療法時代の白血病遺伝子マーカー
宮地 勇人
1
Miyachi Hayato
1
1東海大学医学部基盤診療学系臨床検査学
キーワード:
分子標的療法
,
白血病
,
コンパニオン診断
Keyword:
分子標的療法
,
白血病
,
コンパニオン診断
pp.398-399
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200486
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白血病において,腫瘍細胞の遺伝子産物やシグナルなど分子経路を標的として抑制する分子標的薬の開発と臨床利用が進められている。白血病遺伝子マーカーとして標的分子を検出する遺伝子検査(体細胞遺伝子)は,治療薬の効果の指標となり,治療薬の代謝酵素の遺伝子多型(バリアント,遺伝学的検査)は治療薬の副作用の指標となる(ファーマコゲノミクス検査)。コンパニオン診断は合理的な治療薬の開発と利用に有用な情報を提供する。
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