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今月の特集 分子標的療法のアップデート
総論
分子標的療法の変遷
The evolution of molecular targeted therapy
水野 和幸
1
,
安藤 雄一
1
1名古屋大学医学部附属病院化学療法部
キーワード:
分子標的療法
,
精密医療
,
低分子化合物
,
抗体医薬
,
非がん疾患
Keyword:
分子標的療法
,
精密医療
,
低分子化合物
,
抗体医薬
,
非がん疾患
pp.102-108
発行日 2026年2月15日
Published Date 2026/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048514200700020102
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Point
●分子標的療法は,従来の細胞障害性抗がん薬を用いた非選択的な化学療法とは異なり,疾患の発生や進展と関連する分子を攻撃する精密医療の基盤となった.
●がん治療で培われた,特定の分子機能を制御するという治療戦略は,免疫という共通項を介して関節リウマチなどの自己免疫疾患へと応用範囲を拡大させた.
●分子標的療法の治療概念は,過剰なシグナルを阻害するだけでなく,囊胞性線維症のように機能不全に陥ったタンパク質の働きを回復させるという新たな次元へと進化を遂げ,多くの遺伝性疾患に道を開いた.
●抗体薬物複合体(ADC)や標的タンパク質分解誘導(TPD)といった新しい技術が登場している.

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