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今月の特集2 がん分子標的治療にかかわる臨床検査・遺伝子検査
がん分子標的治療における遺伝子検査の将来展望
Perspectives and prospects of molecular-diagnostic tests for molecular targeted therapy in cancer
宮地 勇人
1
1東海大学医学部基盤診療学系臨床検査学
キーワード:
がん
,
遺伝子検査
,
分子標的療法
,
次世代シークエンサー(NGS)
Keyword:
がん
,
遺伝子検査
,
分子標的療法
,
次世代シークエンサー(NGS)
pp.1586-1593
発行日 2016年12月15日
Published Date 2016/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201056
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Point
●がん診療が次々とパラダイムシフトするなか,分子標的治療と遺伝子検査は個別化医療においてその役割が増大している.
●がん分子標的治療における遺伝子検査は多項目同時解析,さらに次世代シークエンサーなど,ゲノム規模解析による次世代解析システムへと展開している.
●がん分子標的治療が行われている医療機関の検査室には,適正な情報管理や検体管理など遺伝子検査の測定前プロセスにおける大きな役割がある.
●がん分子標的治療は,一般診療に加え,創薬や新規レジメンに基づく臨床試験,適応外使用などの利用拡大において,臨床検査の一定の精度保証のもと適切な実施と利用が必要で,検査室の第三者施設認定など検査の精度保証や標準化の取り組みが進められている.
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