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第5土曜特集 腫瘍免疫――免疫ネットワークから考える基礎と臨床
ネットワークの各因子と,その因子を応用or標的とした基礎研究の現在と可能性
【ICI臨床的バイオマーカーの理解への基礎知識】
腫瘍におけるPD-L1発現とそのバイオマーカーとしての意義
PD-L1 as a biomarker of immunecheckpoint therapy
高原 大志
1
Taishi TAKAHARA
1
1愛知医科大学病院病理診断科
キーワード:
PD-L1(programmed death-ligand 1)
,
免疫チェックポイント療法
,
コンパニオン診断
Keyword:
PD-L1(programmed death-ligand 1)
,
免疫チェックポイント療法
,
コンパニオン診断
pp.439-443
発行日 2022年4月30日
Published Date 2022/4/30
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28105439
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近年,免疫チェックポイント療法の発展により,一部の進行期悪性腫瘍の予後の改善が期待できるようになっている.しかし,免疫チェックポイント療法は副作用も強いため,その有効性を事前に予測し,治療によって恩恵を受けられる患者を選択的に治療することが重要と考えられている.本稿では,免疫チェックポイント療法のバイオマーカーとして使用されている因子についてPD-L1(programmed death-ligand 1)発現を中心に解説する.
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