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特集 認知症・神経変性疾患の克服への挑戦
Ⅲ.新たな技術開発によるチャレンジ
AAVベクターを用いたアルツハイマー病の遺伝子治療
Gene therapy for Alzheimer's disease by AAV vector
八田 大典
1
,
岩田 修永
1
Hatta Daisuke
1
,
Iwata Nobuhisa
1
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科(薬学系)分子創薬科学講座ゲノム創薬学研究室
キーワード:
アルツハイマー病
,
ネプリライシン
,
遺伝子治療
,
AAVベクター
Keyword:
アルツハイマー病
,
ネプリライシン
,
遺伝子治療
,
AAVベクター
pp.329-334
発行日 2016年8月15日
Published Date 2016/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200463
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認知症は,健やかな老後を脅かす大きな不安要因の一つである。2013年の厚生労働省の発表では,65歳以上の高齢者のうち認知症患者は15%に達するとされている。この大部分を占めるのがアルツハイマー病(Alzheimer's disease;AD)であるが,根本的治療薬の開発に難航している。本稿では,AD原因物質アミロイドβペプチド(amyloid β peptide;Aβ)の主要分解酵素ネプリライシンを用いた実験的遺伝子治療の研究成果について紹介する。
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