Japanese
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特集 グリア研究の最先端
A.グリア機能の基礎研究
拡散性伝達によるアストロサイトの活性化
Astrocytic activation by volume transmission
岩井 陽一
1
,
平瀬 肇
1
Iwai Youichi
1
,
Hirase Hajime
1
1理化学研究所脳科学総合研究センター神経グリア回路研究チーム
キーワード:
拡散性伝達
,
アストロサイト
,
GPCRシグナル
,
グリア伝達
,
脳機能
Keyword:
拡散性伝達
,
アストロサイト
,
GPCRシグナル
,
グリア伝達
,
脳機能
pp.551-555
発行日 2015年12月15日
Published Date 2015/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200348
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アストロサイトは最も数の多いグリア細胞であり,高等脊椎動物においてその数はニューロンを上回る。アストロサイトは多数の突起を伸ばし,血管からエネルギー源を取り込み,シナプスで神経伝達物質を回収することが,古くから示されてきた。本稿では,近年の個体レベルの研究に焦点を当て,拡散性伝達によって活性化されるアストロサイトのGタンパク質共役型受容体(G protein-coupled receptor;GPCR)の脳機能における役割を概説する。
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