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特集 新興・再興感染症と感染症対策
D.原虫
マラリア対策の現状と展望
Current situations and perspectives on malaria control
河津 信一郎
1
,
田中 健Q
1
Kawazu Shin-ichiro
1
,
Tanaka Takeshi Q
1
1帯広畜産大学原虫病研究センター先端予防治療学分野
pp.343-346
発行日 2015年8月15日
Published Date 2015/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200187
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マラリアは蚊に媒介されるPlasmodium属の原虫が引き起こす寄生虫感染症であり,毎年約2億人が感染し,数十万人が犠牲となっている。主に熱帯地方に分布し,犠牲者の9割以上がサハラ以南の5歳以下の乳幼児である。その地域的広がりと患者数の多さから,世界保健機構はマラリアをAIDS,結核と並べて三大感染症として重大視し対策を進めている。
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