Japanese
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特集 エピジェネティクスの今
がんとエピジェネティクス
Cancer epigenetics
竹島 秀幸
1
,
牛島 俊和
1
Takeshima Hideyuki
1
,
Ushijima Toshikazu
1
1国立がん研究センター研究所 エピゲノム解析分野
pp.585-590
発行日 2014年12月15日
Published Date 2014/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200084
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エピジェネティック修飾は細胞の分化に際してダイナミックに変化し,その後は安定に維持されることで細胞の性質を保っている。しかし,この安定なエピジェネティック修飾は,ウイルス感染および感染などによる慢性炎症などの刺激に曝露することで異常に変化してしまうことがある。誘発されたエピジェネティック異常は,様々な遺伝子の発現異常や染色体不安定性を引き起こすことで,がんをはじめする様々な疾患に関与していると考えられている。がんでは,既にエピジェネティック異常を利用した新規がん診断法やがん治療法が開発されており,実際に治療薬として使われているものもある。
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