増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾
Ⅰ.細胞核での分子修飾
DNA
メチル化
牛島 俊和
1
,
竹島 秀幸
1
Ushijima Toshikazu
1
,
Takeshima Hideyuki
1
1国立がん研究センター研究所エピゲノム解析分野
キーワード:
Epigenetics
,
DNA methylation
,
DNMT
,
Transcription
Keyword:
Epigenetics
,
DNA methylation
,
DNMT
,
Transcription
pp.384-385
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200840
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DNAメチル化は代表的なエピジェネティック修飾であり,発生・分化を制御する。体細胞分裂時にはDNAメチル化状態は維持される一方,発生過程などでは,新たなDNAメチル化や受動的および能動的な脱メチル化が起こる。遺伝子プロモーター領域CpGアイランドのDNAメチル化は,ヌクレオソームの配置や構造の変化を通じて遺伝子発現を強力に抑制する。DNAメチル化異常はがんの原因となり,その他の疾患との関連も示されている。
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