Japanese
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特集 リンパ管
リンパ管研究の最近の動向
Recent progress in lymphatic vascular biology
平島 正則
1
Masanori Hirashima
1
1神戸大学大学院 医学研究科 生理学・細胞生物学講座 血管生物学分野
pp.542-548
発行日 2012年12月15日
Published Date 2012/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425101389
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2004年3月に,リンパ浮腫を専門とする循環器内科医Rockson(スタンフォード大学)とリンパ管研究に分子生物学を持ち込んだ研究者Alitalo(ヘルシンキ大学)が協力して,「リンパ管の機能と病気に関する分子機構」に関するゴードン会議が初めて開催された。隔年でこれまでに5回開催され,リンパ管発生,リンパ浮腫,腫瘍リンパ管新生とリンパ節転移,免疫・炎症とリンパ系,脂質代謝などに関する分子生物学的研究が報告されている。本稿では,これらのトピックを中心に最新のリンパ管研究について概説する。
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