今月の主題 腎疾患診療の実際
間質性腎炎
最近の動向
酒井 紀
1
1東京慈恵会医科大学・第2内科
pp.2616-2617
発行日 1988年11月10日
Published Date 1988/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222187
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近年,間質性腎炎は,尿細管・間質性疾患(tubulo-interstitial disease,TID)と総称されるようになったが,従来から糸球体腎炎に対応した疾患概念として考えられてきた.最近,薬剤などによる腎障害の頻度が増加し,薬剤性の間質性腎炎が注目されている.
ここでは,最近の間質性腎炎の定義,WHOの新分類などをはじめ,臨床上注目されている急性間質性腎炎を中心として,その問題点について述べる.
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