生涯研修セミナー 不妊症
Overview
不妊症研究の最近の動向
鈴木 秋悦
1
,
北井 啓勝
1
Shuetsu Suzuki
1
,
Hirokatsu Kitai
1
1慶応義塾大学医学部産婦人科学教室
pp.543-546
発行日 1988年6月10日
Published Date 1988/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207803
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不妊症の最近の動向:EdwardsおよびSteptoeによる第1例の体外受精児誕生以来,本年で満10年となる。この間に精子と卵子に関する手技は飛躍的に進歩し,卵および胚の凍結保存,配偶子卵管内移植(GIFT法),体外受精卵卵管内移植(IVF-ETR)などが実用化されている。またLHRH,FSH,ゲストリノンなどのホルモン製剤が開発され,超音波断層装置,LHなどの簡易測定キットなどの検査が次々に導入されている。今回はこのような新しい研究および技術を紹介し,現時点での有効性,安全性の検討を加えたい。
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