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連載講座 老化を考える・11
超高齢社会における高齢者の活用―生涯現役時代に向けて
The current situation and challenges in the labor market for making use of older people
笹島 芳雄
1
Yoshio Sasajima
1
1明治学院大学 経済学部 経済学科 社会政策
pp.236-242
発行日 2012年6月15日
Published Date 2012/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425101291
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今日,わが国は人口高齢化の世界一の国である。人口に占める65歳以上の割合は23%(2010年)となり,ほぼ4人に1人近くが65歳以上であるという超高齢社会に到達した1)。人口高齢化に伴いさまざまな問題が噴出している。年金財政の悪化,独居老人の増加,高齢生活保護者の増加,要介護者や老々介護の急増,医療保険財政の悪化,高齢者医療の混乱などである。
人口高齢化は今後も進行し,2020年には人口に占める65歳以上の割合は3割に達すると見込まれている。本稿では激増する高齢者,特に60歳台の活用を念頭において,高齢者雇用問題について考察することとする。
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