特集 細胞核―構造と機能
2.核膜孔複合体
Nup107/133 complexが作る核膜孔複合体の基礎構造
三村 恭弘
1
,
今本 尚子
1
Yasuhiro Mimura
1
,
Naoko Imamoto
1
1理化学研究所 基幹研究所 今本細胞核機能研究室
pp.390-391
発行日 2011年10月15日
Published Date 2011/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425101180
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核膜孔複合体(nuclear pore complex;NPC)は酵母から脊椎動物まで広く保存された巨大建造物である。この巨大な構造体は核内膜と核外膜からなる二重の核膜で隔てられた核と細胞質をつなぐ唯一の通路であり,その中を運搬体タンパクが積荷タンパク質やmRNAなどの分子を双方向に運搬している。本稿ではこの巨大建造物が構築されている基礎構造について紹介する。
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