特集 生命科学のNew Key Word
11.薬理/生理
味覚に関する遺伝子
鵜川 眞也
1
,
植田 高史
1
,
島田 昌一
1
Shinya Ugawa
1
,
Takashi Ueda
1
,
Shoichi Shimada
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科分子形態学
pp.532-533
発行日 2004年10月15日
Published Date 2004/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425100638
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味覚は,塩味,酸味,苦味,甘味,旨味(グルタミン酸および類似アミノ酸の味)の5基本味から構成される。味物質が味蕾内に存在する味細胞に接触すると,主に味覚受容体の活性化を介して味細胞が興奮し,その興奮はシナプスを経由して味神経,味覚中枢へと伝えられる。近年,分子生物学的手法,バイオインフォマティクスの進展に伴い,味覚受容体蛋白をはじめ,味覚受容に関わる様々な分子が遺伝子レベルで明らかになりつつある。
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