特集 生命科学のNew Key Word
8.発生/増殖
Wntシグナリング
笹岡 俊輔
1
,
宇田川 潔
1
,
濃野 勉
1
Shunsuke Sasaoka
1
,
Kiyoshi Udagawa
1
,
Tsutomu Nohno
1
1川崎医科大学分子生物学教室
pp.464-465
発行日 2004年10月15日
Published Date 2004/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425100607
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Wntの名称はショウジョウバエのwinglessとマウス乳癌のint1に由来し,ヒトでは19種類のリガンドが知られている。これらに対応して10種類の7回膜貫通型レセプターfrizzled(Fzd)がある。最近の研究でWntシグナリングに関与する多くの細胞内および細胞外の成分が次々と同定されてきたが,レセプター下流の細胞内シグナル伝達から転写調節に至るまでに複数の経路が作動し,複雑なネットワークを構築している。
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