Japanese
English
特集 嗅覚受容の分子メカニズム
嗅覚の匂い識別の分子機構
Molecular basis of odor discrimination in olfactory system
佐藤 孝明
1
,
石川 享宏
2
,
清水 章
2
,
廣野 順三
1
,
浜名 洋
1
,
飯島 敏夫
2
Takaaki Sato
1
,
Tomohiro Ishikawa
2
,
Akira Shimizu
2
,
Junzo Hirono
1
,
Hiroshi Hamana
1
,
Toshio Iijima
2
1独立行政法人産業技術総合研究所セルエンジニアリング研究部門
2東北大学大学院生命科学研究科脳情報処理分野
pp.264-268
発行日 2007年8月15日
Published Date 2007/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425100044
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オールドローズの芳香に心安らぐ時や美味しい匂いの料理を味わう時に,嗅覚がわれわれの生活を豊かにしていることを実感する。また,マウスでは乳ガンウイルス感染を腫瘍形成前に体臭から検知でき,嗅覚は病気の予兆をも捉えていることになる1)。このような匂い識別が行われる嗅覚情報処理の基礎過程について,最近の知見を紹介する。
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