特集 慢性腎臓病大全—“困った”に応える診療アップデート
【CKDと薬】
❶CKD患者におけるSGLT2阻害薬、GLP-1受容体作動薬の使用
和田 有生
1
,
児玉 豪
1
,
深水 圭
1
1久留米大学医学部内科学講座 腎臓内科部門
キーワード:
慢性腎臓病
,
CKD
,
ナトリウム・グルコース共輸送体
,
initial dip
,
心腎保護
,
シックデイルール
,
肥満症
,
消化器症状
,
FlOW試験
,
SMART試験
Keyword:
慢性腎臓病
,
CKD
,
ナトリウム・グルコース共輸送体
,
initial dip
,
心腎保護
,
シックデイルール
,
肥満症
,
消化器症状
,
FlOW試験
,
SMART試験
pp.293-297
発行日 2026年3月15日
Published Date 2026/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510360030293
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CASE 1
患者:70歳、男性。身長162cm、体重75kg。
現病歴:30歳頃より高血圧症と診断され、カルシウム拮抗薬とアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)の内服が開始された。その後は収縮期血圧150〜180mmHgで推移し、徐々に腎機能増悪を認めていた。60歳時に息切れを主訴に近医を受診した際に心エコー検査で左室駆出率40%と低心機能を認め、慢性心不全と診断され、β遮断薬と利尿薬の内服が開始された。直近の健康診断で尿蛋白陽性を指摘され、当院を紹介受診。血液検査でeGFR 29mL/分/1.73m2、尿検査でUP/UCr 1.2g/gCrの尿蛋白を認め、尿潜血は陰性であった。糖尿病を指摘されたことはなく、HbA1c 5.3%であった。

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