特集 慢性腎臓病大全—“困った”に応える診療アップデート
【CKDと薬】
❷CKD患者におけるMR拮抗薬、ARNIの使用
小豆島 健護
1
,
田村 功一
1
1横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学
キーワード:
MR拮抗薬
,
糖尿病関連腎臓病
,
尿蛋白
,
高カリウム血症
,
腎機能障害
,
ARNI
,
腎硬化症
,
高血圧
,
過降圧
Keyword:
MR拮抗薬
,
糖尿病関連腎臓病
,
尿蛋白
,
高カリウム血症
,
腎機能障害
,
ARNI
,
腎硬化症
,
高血圧
,
過降圧
pp.298-302
発行日 2026年3月15日
Published Date 2026/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510360030298
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CASE 1
患者:56歳、男性。
現病歴:高血圧症、2型糖尿病、慢性腎臓病(糖尿病関連腎臓病)に対して内服治療中であるが、血圧高値および顕性アルブミン尿が遷延している。
内服薬:イルベサルタン100mg/日、アムロジピン5mg/日、リナグリプチン5mg/日、ダパグリフロジン10mg/日。
身体所見:診察室血圧148/95mmHg、心拍数88回/分、BMI 27.8kg/m2、両下腿に軽度の浮腫あり、糖尿病網膜症の治療歴あり。
検査所見:BUN 22mg/dL、Cr 1.3mg/dL、eGFR 45.9mL/分/1.73m2、K 4.8mEq/L、HbA1c 7.5%、UACR(尿アルブミン・クレアチニン比)360mg/g Cr。
経過:降圧治療の強化および尿蛋白減少を意図し、エサキセレノン2.5mg/日を開始した。その後、診察室収縮期血圧130mmHg前後まで低下し、尿アルブミンも半減。血清Crの軽度上昇(Cr 1.4mg/dL)を認めたが、高カリウム血症は合併せず、以後、血圧および腎機能は安定して経過。両下腿の浮腫も軽減している。

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