#総合診療
#書評:《ジェネラリストBOOKS》集中講義! おなかの身体診察—フィジカル&腹診で腹部症状に立ち向かえ
野々垣 浩二
1
1大同病院
pp.103
発行日 2026年1月15日
Published Date 2026/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510360010103
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医師の仕事は「Calling(天職)」と著者は語る。私たち医師は、自分の仕事を「天職」と自信をもって語ることができるだろうか? 本書からは、著者の強い使命感と、「自分がやらなければならない」という強い覚悟が、ひしひしと伝わってくる。この本は、単なる診察マニュアルではなく、内科医としての著者自身の物語が込められた一冊である。
著者は、西洋医学と東洋医学を融合させて、診療を極めて丁寧に言語化している。宗教でも、医学でも、どちらが優れているかではなく、重要なのはバランスである。西洋医学と東洋医学のハイブリッドアプローチの価値を、この本を手に取れば誰しもが理解できるだろう。コロナ禍で医療者はかつてない経験をした。大切なことは、それを単なる「経験」で終わらせるのではなく、「どう行動変容につなげるか」である。著者は、COVID-19後遺症で苦しむ患者の声に耳を傾け、東洋医学を自身の診療に取り入れた。その姿勢からは、医師としての柔軟性と深い共感力が伺える。

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