#総合診療
#書評:—《ジェネラリストBOOKS》—整形画像読影道場
平島 修
1
1徳洲会奄美ブロック総合診療研修センター
pp.1132
発行日 2020年9月15日
Published Date 2020/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202800
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思わず一気読みしてしまった。
私が仲田和正先生(の本)に出会ったのは15年前医師になってすぐの研修医時代。年間1万台の救急搬送を受け入れる研修病院の救急室で週に2回の当直業務をこなしていた時に、同僚の研修医が「とてもわかりやすい本が出た!」と騒いで持ってきた。当時、整形外科学といった堅い医学の本はあっても臨床現場との乖離があり、実践で活かせる本はほとんどなく、仲田先生の著書『手・足・腰診療スキルアップ』(シービーアール、2004)は、これまでの医学書作法の常識をひっくり返すような明快でユーモアに富んだ本だった。なかでも、漫画『おそ松くん』に登場するイヤミがシェーのポーズをしたイラストを用いた、アキレス腱断裂の解説は15年経った今でも頭を離れない。
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