#総合診療
#書評:—《ジェネラリストBOOKS》—整形画像読影道場
白石 吉彦
1
1隠岐広域連合立隠岐島前病院
pp.1028
発行日 2019年8月15日
Published Date 2019/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202228
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本書の著者は、ただの整形外科医ではない。ただ整形外科医になりたくて、なったのではないのです。著者は、地域で役に立つ医師になるためには、内科・小児科・整形外科が必要と感じ、内科・小児科はある程度独学で勉強できると考え、師につく必要のある外科系ということで整形外科医を選ばれた。
プライマリ・ケアの現場で一番多いのは運動器の訴えで、内科医にも整形外科の知識は必須である。ところが、既存の整形外科の教科書は膨大で、やたらと外国人の名前のついた徒手テストや所見が出てくる。覚えられない。目の前にやってくる運動器の訴えを、すべて整形外科医に丸投げするわけにもいかない。そんなジレンマのなかで仕事をしている医師は少なくないと思います。
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