#総合診療
#書評:漢方を交えた医療論—和漢診療学からの提言
中島 正光
1,2
1広島国際大学薬学部・生薬漢方診療学
2和漢医薬学会
pp.70
発行日 2026年1月15日
Published Date 2026/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510360010070
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医学書院から出版された寺澤捷年先生の素晴らしい著書を拝読させていただきました。読みやすく、引き込まれる内容で、どんどんと先を読みたくなる本です。本書を読んでいただければ、日本の未来の医療は漢方を交えることによって、さらに素晴らしく、より世界に誇れる医療となることがわかります。いかにして貴重な日本の文化遺産である漢方を守り、活用させ、発展させることが重要であるかが読み解けるようになっています。
具体的な内容を記載すると、漢方と医療・科学・診断法・死生観・教育、医師の生の声、現状と将来展望、世界に誇れる日本型医療システムの提案など漢方の優れた特性と現状の問題点がさまざまな手法で説明されています。寺澤先生は、世界に類を見ない漢方を交えた新しい日本の医療が頭の中で見えているのだとわかります。このように、日本の医療が漢方を交えることによって新しい日本型医療システムへと変わる道筋を示している書物を私はまだ見たことがありません。

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