ジェネラリストに必要な ご遺体の診断学・28
実践基本編⑧:かかりつけ疾患
森田 沙斗武
1
1医療法人やまびこ会
pp.826-829
発行日 2025年7月15日
Published Date 2025/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510350070826
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Case 1
患者:83歳、男性。妻と娘と三人暮らし。
既往歴:胃癌
病歴:胃癌に対して手術を行ったが再発を認め、高齢でありADLも低下していたことから、化学療法などの抗癌治療は行わない方針となっていた。半年程前から横になることが多く、通院が困難なため、当院に依頼があり往診を行っていた。
某日午前8時頃に娘と会話したのが最終生存確認。午後0時頃、妻が声をかけたが応答がなかったため、当院に連絡。午後0時30分、当院看護師が訪問し、心肺停止しているのを発見。午後1時30分検案となった。

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