特集 これだけは知っておきたい検査のポイント
VI.血液検査
血小板数
寺田 秀夫
1
1聖路加国際病院・内科
pp.480-481
発行日 1975年3月20日
Published Date 1975/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205875
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異常値を示す疾患
血小板数の測定は方法により,また検者により値が非常に変動しやすいので,必ず検査方法を確認し,一度の検査値で異常と決めず,2回以上の検査で判断すべきである.
血小板減少をきたす疾患 頻度の順に示すと表1の如くになる,このなかで日常の臨床で最も遭遇するものは急性骨髄性白血病の場合で,本症の初発症状は,①発熱,②急激に進行した貧血,③血欄小板減少による出血傾向であることを忘れてはならない.
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